翻訳も通訳も
ある言語で伝えたことを別の言語で伝えることです。
よって、類似点はありますが、
違うところもあります。
両者も
「ある言語で伝えたことを正確に別の言語で伝える」
と要求されます。
もちろん原文言語と訳文言語に関する能力が必要です。
しかし、ただ原文、訳文言語ができるだけではちゃんとした翻訳、通訳ができるというわけではありません。
翻訳の場合、
文字のみで意味を伝えるため、
言葉選びがカギとなります。
数多く類似語から最も原文に近い意味の言葉を選ぶ必要があります。
幸い、(通訳と比べて)比較的に時間の余裕がありますので、
言葉選びに時間をかけることができます。
通訳の場合、
リアルタイムで別の言語で原文を伝えなければなりませんので、
ゆっくり言葉選びができません。
限られた時間に、ちょっと粗いでも何とか言葉の意味が合っていれば仕方ありません。
でも、話のトーンや、場合によって顔の表情やボディーランゲージなどが使えます。
言葉以外のもので補助することができます。
如何にそれをうまく使って本来の意味を伝えることがカギとなります。
であれば、
翻訳と通訳それぞれに必要な素質は何でしょう?
翻訳は、
「短時間に調査する、学習(理解)する能力」が求められると思います。
作業をしながら内容を調べて、それを理解して、
理解した上で別の言語で内容を伝える。
それができなければ正確な翻訳ができません。
通訳は、
「事前の学習」が必要です。
通訳する分野を事前に調べて、専門用語や基本概念などをまずおさえます。
そうすれば、限られている時間内でも適切な言葉が出てきます。
あとは言葉以外のものを使いさらに補助するだけです。
以上、私なりに翻訳と通訳についてまとめました。
ご参考になれればうれしいです。
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