私が翻訳仕事を始めたのが10数年前です。
その時はまだ現役の軍人で、
翻訳は時間つぶしでした。
主にゲームやアニメに関連した小さい案件を扱っていました。
ま、日本からのお偉いさんが来たら、
私がその通訳として動いたことも結構ありました。
退役後、本格的に翻訳仕事を開始し、5年以上経ちました。
公式にあまり公表しませんが、
下請けとして色々な企業、業界の仕事に携わらせていただいています。
会社といえば、住友商事、住友林業、豊田通商、ORIX、ホンダなど、
だれでも知る会社のプレスリリースや決算資料、社内文書。
JAL機内誌の記事。
日本コカ・コーラなどが海外本社へ報告するための日本新聞・雑誌記事の英訳。企業のCSR(企業社会的責任) レポートもよく翻訳させていただいています。
学んだこともたくさんあります。
翻訳を通じて、今世の中の動きが見えてきます。
チームで対応するときは、他のチームメンバーから言葉の表現などを学びます。
「あ、このようにも書けるんだ」「こういう場合ばこの単語が適切だね」とか。
そして、ネットでの検索スキルもかなり上達しました。
昔と比べて、今ではほとんどの情報がネットのどこかにあります。
探せば何かが出てきます。
以前エンジニアリング会社で働いたこともあり(本当に少しだけ)、
そこで人間関係に関する研究・調査をしました。
「人はこのようにつながられています」と学び、
その「関係を探す」という手法も翻訳作業に活用しています。
論文もたくさん読みました。
短時間にある程度の専門知識をどのように学ぶのかもわかります。
翻訳者として、語学力はもちろん、
マネジメントに関連する知識、調査能力、組織での仕事経験、学習力、想像力も必要と感じました。
今後もこれらをフルに生かして仕事をします。
そして、いつか書籍の翻訳もできたらいいなと思います。
ま、書籍の翻訳は別の機会でまた語りましょう。
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