2020年12月3日木曜日

翻訳者ですが、なにか?

私が翻訳仕事を始めたのが10数年前です。
その時はまだ現役の軍人で、
翻訳は時間つぶしでした。
主にゲームやアニメに関連した小さい案件を扱っていました。
ま、日本からのお偉いさんが来たら、
私がその通訳として動いたことも結構ありました。

退役後、本格的に翻訳仕事を開始し、5年以上経ちました。
公式にあまり公表しませんが、
下請けとして色々な企業、業界の仕事に携わらせていただいています。
会社といえば、住友商事、住友林業、豊田通商、ORIX、ホンダなど、
だれでも知る会社のプレスリリースや決算資料、社内文書。
JAL機内誌の記事。
日本コカ・コーラなどが海外本社へ報告するための日本新聞・雑誌記事の英訳。
企業のCSR(企業社会的責任) レポートもよく翻訳させていただいています。

学んだこともたくさんあります。
翻訳を通じて、今世の中の動きが見えてきます。
チームで対応するときは、他のチームメンバーから言葉の表現などを学びます。
「あ、このようにも書けるんだ」「こういう場合ばこの単語が適切だね」とか。
 
そして、ネットでの検索スキルもかなり上達しました。
昔と比べて、今ではほとんどの情報がネットのどこかにあります。
探せば何かが出てきます。
以前エンジニアリング会社で働いたこともあり(本当に少しだけ)、
そこで人間関係に関する研究・調査をしました。
「人はこのようにつながられています」と学び、
その「関係を探す」という手法も翻訳作業に活用しています。
論文もたくさん読みました。
短時間にある程度の専門知識をどのように学ぶのかもわかります。

翻訳者として、語学力はもちろん、
マネジメントに関連する知識、調査能力、組織での仕事経験、学習力、想像力も必要と感じました。
今後もこれらをフルに生かして仕事をします。
そして、いつか書籍の翻訳もできたらいいなと思います。
ま、書籍の翻訳は別の機会でまた語りましょう。

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