2017年9月19日火曜日

迎撃は難しい

弾道ミサイルを撃ち落とすのが、
とても難しいことです。

北朝鮮で発射してから、
日本に通過するまで、わずか数分です。
そして、もし日本を狙っているなら、そこまでの高度に達しなくても届きますので、
さらに短い時間で日本に到達します。

一連の行動は?
まずはミサイルを探知します。
そして、探知したものが「ミサイル」であることを識別します。
次はミサイルが日本に対する脅威であることを判断します。
で、撃ち落とす命令を下します。
最後は実際に弾道ミサイル迎撃システムで撃ち落とします。

試験のように、全てが計画され実行すると比べ、
実戦は違います。
いつ、どこから、どこへ飛ぶのか、
分からないものです。探知ー>識別ー>判断ー>命令ー>迎撃
概ね5つの動作だけですが、
常に見張っていなければ、探知、識別は難しいです。
そして、事前に決まりがなければ、
判断と命令も時間がかかります。

「部隊の練度+事前の政治判断」がなければ、おそらく間に合えません。
部隊の練度は訓練によって必要なレベルまでに向上させることができます。
でも、事前の政治判断はその時その時の政治家の志に頼るしかありません。

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